水処理システムのご案内
食品製造業の排水処理【工場長様へ】
水質汚濁防止法や都道府県の水質条例により、対象となる食品工場・食材加工工場では排水処理が必須となっています。油脂分やでんぷん・たんぱく質などの原水濃度の高い排水を規制値以下の濃度に下げるため、さまざまな問題が生じています。
一般的な処理方法である活性汚泥法では油脂濃度が高い場合には加圧浮上装置などを使った前処理をしないと生物処理槽での処理能力が下がってしまいます。加圧浮上装置では薬剤を投入しますが、その調整には経験が不可欠ですし、装置の初期投資の他、薬剤・汚泥処理のランニングコストもかかり、多くの企業で負担になっています。
1油脂濃度が高い
お客様のニーズの変化により、昔の比べ排水中の油脂濃度が高くなっている。
2処理水質が不安定
増産や施設の老朽化、多品種少量生産による原水濃度の変動により、処理水質が安定しない。
3オペレーターの老齢化
煩雑な処理システムには熟練のオペレーターが不可欠であり、後継者問題が生じている。
4臭気クレーム
原水槽や調整槽、加圧浮上処理後のスカムなどからの悪臭に対する近隣住民からのクレームが多い。
5高額なランニングコスト
加圧浮上スカムや汚泥の処理費用、薬剤の費用などがかさむ。
これらの問題に対処しながら規制値以下の処理を実現するのに苦慮している工場長様も多いのではないでしょうか。
【一般的な規制値:抜粋】※県条例などにより厳しい基準が設けられている地域もあります。
規制項目 | 下水放流 mg/l | 河川放流 mg/l ※ |
---|---|---|
BBD | 600以下 | 120以下 |
SS | 600以下 | 150以下 |
n-Hex | 30以下 | 30以下 |